マッサージオイル追記
「鉱物油(ミネラルオイル)か?植物油か?」
マッサージ用のオイルには大きくわけて
①動物性のもの(サメのスクワラン、馬油など)
②植物油
③石油由来の鉱物油(ワセリン、一部のベビーオイル)
の3タイプがあり、ベビーマッサージでは主に②③が使用されています。
【植物油の特徴】
・肌に浸透する
・栄養価が高い
・種類によっては酸化しやすい
【鉱物油の特徴】
・肌に浸透せず、表面に油膜を作って保護する
・栄養価がない
・酸化しにくい
一般的に、おむつかぶれなどから肌を守るためには鉱物油、肌に栄養を与えるには植物油がよいとされています。
「植物油の場合は低温圧搾かどうか」
植物油とは言え、スーパーで販売されている食品扱いのオイルには注意が必要です。
良質な太白ごま油やオリーブオイル等を除き、多くの食用オイルは肌への塗布には向きません。
特に注目すべきはオイルの搾取方法。
食用として大量に抽出するために高温圧搾や溶剤抽出されたものは、ビタミン類などが熱で壊れてしまっていたり、高温処理によって不要な化合物が生じていることもあります。
一方、肌への塗布を目的として販売されている植物油の多くは低温圧搾法で絞られているため、自然な状態に近いようです。
精製していない植物オイルの中には、さまざまな色のものがあります。
たとえばオリーブオイルは黄色~グリーン。ホホバオイルは黄色です。
赤ちゃんのウエアは白地や淡い色のものが多いので、ベビーマッサージオイルの色が染み付いてしまうこともありえます。
気になる方は、無色のオイルを選んでいただくか、赤ちゃんをしっかりと裸にしてバスタオルの上で行ったり、襟元などは軽くオイルを拭き取ってからお洋服を着せていただくとよいでしょう。
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